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マイレージを無理して集めるな

期限のあるJAL、ANAの場合飛行機に乗る機会が少ない&携携カードで買い物がめったにないと、貯めたマイルが無駄になることもアリ。3年内に1万マイル貯められるか見極めを

マイレージ会員のパンフレットやCMなんかを見ていると、すぐ貯まりそうな気かするマイル数。帰省や出張、または遠距離恋愛なんかで、飛行機に乗る機会が多い人はなおさらですよね。年に1回でも飛行機を利用するなら、マイレージを貯めてみよう!なんて思う人も多いはずです。

そんなあなたに、JALのパンフレットで紹介している例がこちら。「JALカードで1回のイギリス旅行で獲得できるマイル数は…」

成田〜ロンドン(往復)チケット代
8708マイル
JALカード会員限定ご搭乗ごとのボーナス
1244マイル
JMB提携ホテル宿泊(ホテル・ニッコー・ロンドン)
600マイル
ホテル宿泊代(2泊分5万8000円)をカードでお支払い
580マイル
航空券をJALブラザで購入(11万7千円分)
2340マイル
ホテル宿泊代(2泊分5万8000円)をカードでお支払い
1000マイル
現地でレンタカーを使用(3日)
300マイル
レンタカー代(2万5000分)をJALカードで支払い
250マイル

これでトータル1万5022マイル獲得!国内線&ソウル・釜山へのタダチケットがもらえます。
ほ〜ら、あっという間でしよ、って感じに見えますが、よ〜くチェックして下さい。

まず、チケット代や宿泊費。さらっとn万7000円に2泊分5万8000円、なんて書いてありますが、ツアーでチェックしてみても、6日間のツアー(もちろん宿、チケット代含む)は8万円台から。

それなら自分のフトコロを痛めず貯められるのでうれしいんですが、こんな人がゴロゴロいるワケではないので、特別な例と考えて下さい。あ、でも、ドイツのワールドカップ観戦で2日だけ宿泊、しかも突然個人旅行で、なんて無茶な旅を考えている人には当てはまるのかもしれないですが。

じゃゃ、現実的に考えてみますか。たとえば、国内線によく乗るのでマイルを貯めようと思った場合東京から年3回、札幌に帰省または出張で行くとして、東京〜札幌の往復マイル独得数は1022。年3回だからトータル3066マイルになります。

しかし、ここで残念なお知らせです。JALやANAのマイルの期限は、最大で3年。最初にカウントされた日から、2年後の年末までとなっています。3年間で9回往復しても、マイルはトータル9198。国内線のチケットがもらえる1万5000マイルはおろか、1万マイルにも届きません。

さらに残念なお知らせです。特割、超割など、いわゆる割引運賃のチケットの場合、マイル数の70%分しかカウントしてもらえない場合が。お値段と一緒にマイル数も割り引かれます。ってことは、おトクな気分を味わったら、その分、搭乗回数を最大3年間の間に増やさなくっちゃいけないんです。

普通に考えて、年に3往復以上も国内線の飛行機に乗るなんて、仕事の都合で飛行機に乗るチャンスが多い人か、実家や恋人がす〜んごく遠いところに住んでいて、まめに通っている人か、遊んで暮らしている人か暇ですよね。それでも、タダチケットがもらえる最低マイル数、1万5000マイルを国内線だけでは貯めるのは遠い道のりなんです。

国内線にガッカリしたところで海外旅行の場合。「ウチは夏休みと年末年始は毎年グアムですの」なんて素敵な休暇をお過ごしの場合だと、東京〜グアム間の往復独得マイルは3122.2年半で5回行って、1万5000マイルに到達する状況です。これならバッチリーって気分になりますが、でも、そんな優雅な人生の方は、日本で何百万人といるワケないですよね。

期限が決まっているJAL、ANAのマイレージを貯めるには、国内だけではなく、海外にも行く時もJALやANAに乗る機会が多い人じゃないとなかなか難しい、ということなんです。

ということで、JALとANAのマイレージって、ケチくさいじゃ〜ん、と思った方がいるかもしれませんが、よ〜く考えてみて下さい。航空会社側からしたら、マイレージのタダチケットは、よく乗ってくれた人へのごほうび。年に1回、飛行機に乗るか乗らないかの客や、短い距離の国内線を年に1〜2回乗るだけの客は、ダダ券を配る「お得意様」ではないんです。

もし3年目の吃月劃日までに、何が何でもJALやANAでマイルを貯めて、タダチケットもらもんね〜!と決めたなら、まずは飛行機での出張が多い会社や部署への転職、転勤を考えましょう。必然的に飛行機に乗る機会を増やせば貯められるはずです。

それが無理なら、年に3〜4回は余暇で飛行機に乗りましょう。できれば年1回は海外旅行に、しかもなるべく遠くへ旅行しましょう。それも無理なら、ツアー旅行の際は航空会社系の旅行会社で申し込み、常宿は航空会社系のホテルにのみ泊まりましょう。

それもそれも無理〜、なら、生活にかかるお金すべてを、マイルが貯まるカードで決済しましょう。100円で1マイルがもらえる場合、期間内に150万円以上、200円で1マイルなら300万円以上支払えば大丈夫です!いや〜、何か目標に向かって進んで行くって、素晴らしいですね〜。

……って想像していくと、いやな汗が出てきますね。飛行機に乗ってマイルを稼ぐのが一番手っ取り早い方法なのですが、飛行機にあまり縁がない日常生活を送っている多くの人は、マイルを貯めるのがむなしくなってくるのではないでしょうか?

でもまあ、3年間でムキになって頑張って、やっともらえたタダチケット。じゃあこれがいくらなのか、考えてみましょう。

まずは国内線。最も距離がある札幌から沖縄の場合2006年の3月までの正規の往復割引運賃で9万6200円。東京〜石垣は9万2200円です。成田〜ソウルなら12〜14万円ぐらいでしょうか。しかもこれは正規の値段。割引プランはいろいろあります。ってことは、実質的な価値は……。

JAL、ANAに関してはたまたま什畢事やプライベートで、JALやANAの飛行機に乗る機会の多い人がやはりオススメです。しかも遠い国へ行く用事がある人とかは特に。短期集中(2年プラスアルファ)でガッとマイルを集められる日常を過ごしている人がいいでしょう。ムキになって集めることで、出費が多くなるようであれば、本末転倒になってしまいますよ。